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(2010年6月10日の記事)
訪問マッサージの東京在宅サービス
地域担当営業のみなとです。
今日のテーマは「ケアカンファレンス」です。
そもそもケアカンファレンスとは何か、ご存知でしょうか。
これは、サービス担当者会議とも呼ばれています。
先日、私はこのケアカンファレンスに出席しました。訪問マッサージの東京在宅サービスでは、積極的にケアカンファレンスに参加しています。
■ ケアカンファレンスでの出会い
場所は、S区にお住まいのMさんという、
可愛らしいおばあさまのご自宅です。
Mさんは約1ヶ月前から、
当社の訪問マッサージをご利用いただいています。
Mさんは80代後半。
昨年、逆流性食道炎を患って入院し、
退院したときには、
ほぼ寝たきりの状態になっていました。
入院に加え、腰椎の圧迫骨折もあったため、
足の筋力が衰え、足先のむくみもひどくなり、
自力で立つことはできても、
歩くことは不可能になっていました。
また、右肩の痛みで、
右腕を上げることもままならない状態でした。
Mさんは郷里が近いなど、共通点が多く、
個人的にもとても思い入れのある方です。
■ 訪問マッサージの効果を実感
利用開始から約1ヶ月後、
ケアマネジャー様から
Mさんのケアカンファレンス招集
の連絡がありました。
私は担当のマッサージ師からMさんの状況をヒアリングし、
ケアカンファレンス用の資料を作成しました。
担当マッサージ師は、
勉強熱心なイケメンのDマッサージ師です。
私はその資料を持ってケアカンファレンスに参加しました。
カンファレンスの参加者は、
ご本人と娘さんご夫婦、ケアマネジャー様2名、看護師さん、ヘルパーのリーダーさん、福祉用具会社の方、そして私です。
今後のMさんの介護について、
変更すべき点や減らせるサービスはないかなどを話し合いました。
カンファレンスの最後に、
Mさんが少し歩けるようになったので、
歩行器を入れたらどうかという話が出ました。
すると、偶然にもケアカンファレンスが終わる頃、
Dマッサージ師の訪問マッサージの時間となりました。
他の参加者の皆さんが見守る中、
Dマッサージ師の施術が始まりました。
施術は、まず身体を温めてマッサージを施し、
血行を良くして筋肉の緊張を取っていく第一段階から始まります。
Mさんはとても気持ち良さそうでした。
この時、驚いたことがありました。
痛みを訴えていた右肩は、痛みがほとんどなくなっていたのです。
さらに、足のむくみも少し残る程度に回復していました。
痛みがなくなると意欲も湧きますから、
本当に嬉しい変化です。
■ 諦めない気持ちがもたらした奇跡
そして、弱ってしまった足の筋力をアップさせるための第二段階の施術に入ったとき、さらなる驚きが待っていました。
なんと、Mさんが、
仰向けで一生懸命に自転車こぎ訓練をしていたのです!
Dマッサージ師が見守り、
時々手を添えながらも、
弱々しかったMさんが、
自らの力で足を動かしている姿を見て、
私は涙が出そうでした。
Mさんの「頑張りたい」という気持ちが伝わってきました。
もちろん、これだけでなく、
座った状態での足上げ訓練やお尻を持ち上げる訓練も行います。
Mさんの目標は、
自力でつかまり歩きができるようになることです。
「歩きたい!」という思いはとても強く、
いつか自力で、部屋の中、
そして家の中を、
そして家の外まで歩けるようになってほしいと願っています。
Mさんの変化を目の当たりにした
娘さんご夫婦、ケアマネジャー様、ヘルパーのリーダーさんも、
驚きと喜びをあらわにしていました。
この日、私は改めて、勇気をもらいました。
今、アジサイが綺麗な季節です。
今はまだ、自力で外に出てアジサイを観賞することはできませんが、
いずれ外の空気を吸い、
季節の移り変わりを楽しめる日が来ることを願っています。
あなたに笑顔と悦びを。
訪問マッサージ東京在宅サービス
営業のみなとでした♪