Profile
髄膜炎後遺症、痙性両麻痺の方。2020年2月頃から下肢の浮腫みが顕著になり以前は要介助で立位保持やつたい歩きが出来ていたが現在は常時車椅子での移動に。下肢浮腫みの改善を目的に7/25より週1回の訪問を開始しました。
ある1日の訪問マッサージ対応の流れ
- 入室前にまずは手洗い、手指消毒。お母様がお部屋に車椅子でお子様 を誘導して頂きます。ベッドには安全を考慮してマッサージ師とお母様 にも協力して頂き 移乗します。コロナ禍の感染対策 の一環で ご利用者様にもマスクをして頂き、換気への配慮もしていきます。
- マッサージ前にバイタル(血圧、体温、脈拍、SPO2) 測定 。
- 両下肢のふくらはぎと足首を施術の前に測定して先週との改善状況をチェックしていきます。
- 横臥位にて頸部から下肢への指圧マッサージと上肢の可動域運動 。
- 仰臥位で下肢へのリンパドレナージュと下肢の各関節への可動域運動 を施し血流、リンパの流れを促進させます。
- マッサージ後に再度浮腫みの計測をして本日の施術は終了です。

浮腫測定の経過について
下腿の浮腫みは開始時で左が38㎝、右が35㎝でしたが10/3現在で両側とも約3㎝の改善が見られました。
普段は生活介護施設へ通所、水泳、リハビリ等精力的に過ごしていましたがコロナ禍で活動量が減少し、車椅子での時間が多くなった中で浮腫みが強くなった様です。マッサージと並行して下肢関節をしっかり動かしながら 浮腫みの緩和に努めていきます 。