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01 右手で食事がしたい痛みのない生活がしたい


T・H様 92 才 女性

自力での体交なども不可の為、少しの動きでも痛みが出やすい。何とか自分でスプーンを使ってご飯を食べたいが痛みがあって腕が持ち上がらない。

要介護度要介護5
状態 会話可能 脳梗塞後遺症、上下肢筋肉廃用性筋委縮 等
肩関節可動域0~70 度(腕があがらない)
膝関節可動域50~90 度(膝が伸びない)

(1)全身の軽擦の後、右上肢の可動域と痛みの出る角度を確認しながら、軽擦法・揉捏法・圧迫法など

Case01 1

(2)上肢に対して自動介助運動。上肢挙上や、肘の屈伸運動。回内回外運動など

Case01 2

(3)プラスチックスプーンとピンポン玉を使っての作業訓練。痛みを確認しつつ、伸展から口元までの運動

Case01 3

(4)下肢の屈伸他動運動。筋低下・萎縮を悪化させないよう抵抗運動も。
運動療法の後は全身の軽擦。

Case01 4

週2回サービス介入し、約半年経過。肩の痛み軽減、肩可動域は拡大しつつあります。口元ギリギリの距離までスプーンを持ち上げられるように。膝関節も10 度程度可動域が広がっています。