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(2010年8月15日の記事)
訪問マッサージの東京在宅サービス
地域担当営業のみなとです。
私は痛いことが嫌いです。
今日のテーマは「痛くないです」です。
■ 朴訥で優しいマッサージ師
今回ご紹介するマッサージ師は、「朴訥で真面目、そして優しい」という言葉がぴったりな、KHマッサージ師です。会った瞬間に「この人、絶対いい人だ」と感じるような、温かい人柄を持っています。
昔の野球漫画に出てくる主人公に似ており、その親しみやすさも魅力の一つです。
■ 訪問マッサージと心のケア
KHマッサージ師と、K地区にお住まいの女性Fさんのもとへ、
お試しマッサージで訪問した時のことです。
Fさんは6月に脳梗塞で倒れ、
左半身に麻痺が残っていました。
昔の圧迫骨折の影響もあり、
腰痛がひどく、
麻痺した部分をかばうことで
首や肩、背中、腕に負担がかかっていました。
さらに、あまり動けないため、
足の筋力が大幅に低下し、
両足のむくみもひどい状態でした。
何よりも心配だったのは、
ご本人の気持ちがひどく落ち込んでいたことです。
付き添っていた娘様も、
なんとか意欲を取り戻して元気になってほしい
と願っていました。
お身体の状態を問診した後、
お試しマッサージを始めようとした時、
KHマッサージ師が最初に発した一言が、
Fさんの心を解き放ちました。
「痛いことはしませんからね」
■ 無意識の拒否反応
脳梗塞で倒れて入院し、
その後に待っているのは辛いリハビリです。
「誰かが自分の体を良くするために何かをする」ことに対して、
「痛いリハビリ」というイメージが刷り込まれてしまっていたようでした。
マッサージを始める前から、
Fさんの体は無意識に緊張し、
拒否しているように見えました。
これは、リハビリを否定しているわけではなく、
痛みに対する無意識の自己防衛本能が働いていたのです。
この状態では、マッサージの技術を十分に発揮できません。
筋肉や関節をどうこうする前に、
まずはリラックスしてもらうことが非常に重要になります。
KHマッサージ師の
「痛いことはしませんからね」
という一言は、絶大な効果がありました。
Fさんは自然にマッサージを受け入れ、
施術開始から約2ヶ月経った今では、
彼はFさんから絶大な信頼を得ています。
リハビリは重要ですが、
そのリハビリで疲れた筋肉や関節をケアし、
より動きやすくすることも大切です。
私たちの使命は、
ご利用者の身体だけでなく、
心のケアを通じて、
QOL(生活の質)の向上や意欲向上を目指し、
さらにご家族の介護負担を軽減することだと考えています。
あなたに笑顔と悦びを。
訪問マッサージ東京在宅サービス
みなとでした♪