この文章は、過去に公開した記事を、ブログサービスの終了に伴い再編集したものです。内容の一部は、公開当時の状況や個人情報に配慮して修正しています。
(2010年3月17日の記事)
訪問マッサージの東京在宅サービス
新人のみなとです。
実は私、この仕事に就くまで、
素人ながらマッサージそのものには
ちょっとした自信がありました。
でも、この会社に転職する面接前、
ホームページでこの漢字を見たとき、
思わず固まってしまったのです。
「温罨法(おんあんぽう)」
正直、読めませんでした。
「なんだこの難しい言葉…面接で聞かれたらどうしよう」って、
真剣に焦ったのを覚えています。
■温罨法とは?
温罨法とは、大雑把に言えば
「温かさで体を癒す」
という東洋医学の考え方です。
患部やその周囲をじんわりと温めて血行を促し、
筋肉や関節を柔らかくすることで、
痛みやむくみを和らげる効果が期待できます。
でも私が温罨法で一番すごいなと思うのは、
その効果ももちろんですが、
何より
「ああ、気持ちいいなぁ…」
と心から感じてもらえることなんです。
言葉で説明するのは難しいですが、
例えるなら、
体のその部分だけが小さな温泉になったような心地よさ。
温かいものがじんわりと心まで染み渡る感覚は、
まさに至福のひとときです。
■私が目撃した「プロの技術」
この温かさをマッサージと組み合わせると、
驚くほど大きな効果を生み出します。
実は、この仕事で忘れられない出来事があります。
以前、ある患者さん(ご利用者)と出会いました。
病気の影響で頭をまっすぐ上げることができず、
呼吸も食事も困難な状態でした。
ご本人も、介護されているご家族も、
本当に辛い毎日を送っていらっしゃいました。
ところが、たった20分の温罨法とマッサージを組み合わせた施術の後、奇跡のような変化が起きたんです。
ご利用者自身の力で、頭をまっすぐ上げ、
背筋を伸ばせるようになったんです。
この光景を目の当たりにしたとき、
私は感動にも似た衝撃を受けました。
マッサージの力は、ただ体を揉みほぐすだけじゃない。
心まで温めて、諦めていた希望を取り戻すお手伝いができる。
この仕事の奥深さを、改めて実感した瞬間でした。
この続きは、また次回。
あなたに笑顔と悦びを。
訪問マッサージ東京在宅サービス
みなとでした♪