
こんにちは。訪問マッサージ東京在宅サービスです。
2025年5月30日、さくらクリニック中野&練馬の勉強会に参加してきました。
今回のテーマは「障害児・障害者の自宅療養 〜家族と考える“今とこれから”~」
まず、障害児を診ておられる齋藤先生から、症例発表と医療連携の現状を伝えてくださいました。
続いて、障害児のご家族から、直接「障害児を抱える家族の負担とリハビリの実際」を伝えてもらいました。
概ね「ケアの話」というのは重くなりがちですが、演者であるお父さまの話し方が軽妙で、そして前向きでおられることから、楽しく希望をもってワクワクする内容となりました。
アペール症候群をもって生まれ、ずっとご家族がつきっきりの介護。そしててんかん発作で脳挫傷。入院。気管切開・胃瘻。
退院時、「在宅は不可能」を言われたが、障害支援相談員の方が「できるんじゃない?」と戦ってくれた話。
退院直後は、入浴できなかった状態。しかし、看護師が「できるんじゃない?」と経験的に判断。
在宅で、クリニック、訪問看護ステーション、ご家族がタッグを組み、入浴・洗髪が1か月で可能に。
更に臥位→座位→バランスボール座位へ。コミュニケーション不可から、口パク体操→呼気訓練とゲーム→言葉音の練習→短文発音という驚くべき成長。
それらを、本人も家族もリハビリスタッフもみんなで悦び続けている様子を見ることができました。
なんと希望の持てる勉強会だろうと感じました。
さらに勉強会では、完全寝たきりとなった家族のために、看護師資格を取り、今では身体障碍者のグループホームを作った方の行動の軌跡を教えて頂き、非常に感銘を受けました。
できることなら、もっと長い時間(シリーズ化してもよいのでは?)聞いていたかった、そんな勉強会となりました。
今後も訪問マッサージ東京在宅サービスでは、在宅ケアを支える一員としての知見を広め、現場に貢献してまいりたいと思います。