摂食嚥下機能支援事業 多職種向け研修資料訪問マッサージ東京在宅サービス
中野区の担当相談員の湊です。

平成29年10月31日(火)
19:30~
中野区の在宅療養(摂食嚥下機能)支援事業の
多職種向け研修に参加しました。今回は事例検討会。

 

基礎疾患として、
肺結核後遺症と拡張型心筋症があり、
気管切開を2F、酸素療法と夜間NPPV使用。
そして経鼻経管栄養の80才女性。

ご家族の要望としては
「食べる楽しみと希望を持ってほしい」

ご本人は、今まで色々と否定されたこともあってか
表情変化に乏しく、食思なく、自主トレもしてない。

呼吸苦が強いなかで、しかも経鼻経管栄養の状態で、
摂食QOLの向上を目指すべく、
歯科医師、歯科衛生士、ST、PTが介入して
数カ月後、

唐揚げとご飯を(楽しみ程度ですが)食べられて
涙を流して喜ばれた、
という緩やかな改善傾向を引き出した、
感動的な事例でした。

各専門家が協力連携し、
状態の評価と計画をきちんと定め
なんと言っても、
STさんのラポール形成が功を奏したことが
成果を出せた一番の要因だと思いました。

「最期まで食べさせたい」
という思いは、どの職種も持っていますが、
「専門職が食べさせる」のではなく、

ご本人に
「食べる意欲を引き出し」
「何の機能が残っていて何が出来るかを提示し」
「そのためにどうするかを一緒に」
意識し、理解し、ご家族とともに
チャレンジしていく、
その過程が重要だと感じられた事例でした。

呼吸困難というリスクが非常にある中で
このような成果を引き出せたことは
摂食嚥下機能を考える上で
非常に希望のある、学ぶことの多い、
事例検討会でした。

東京在宅サービス
中野区担当相談員 湊貞行