訪問マッサージ 東京在宅サービスの相談員の湊です。

令和2年2月15日(土)13:00~
三鷹産業プラザにて開催されました、
『繋がってつくる街』第4回フォーラム
に参加してきました。

基調講演は2つ。

1.受容と再生
東京メディカルラボ代表でALS患者の竹田主子先生

2.認知症とともによりよく生きる
のぞみメモリークリニック 院長 木之下 徹 先生

竹田先生は、内科医師としての仕事と家庭の幸せと忙しさの絶頂期にALSを発症。
疾患からくる絶望感から自身の価値転換をされ、どう再生に向かったか、活動に向かっているかをお話しくださいました。
ご本人は登壇されているものの、人工呼吸器を使っており口話ができません。ですから同行したヘルパーさん?の代読です。

(ALSになっても)今の時代、無限に活動的になれる」
「呼吸器や胃瘻は眼鏡と同じく生活補助用具に過ぎない」

という視点やお言葉が印象的でした。
何より、質問に回答するため、もの凄い速さで口文字盤による通訳をされていたのが強烈に残りました。
こうなるまでの、お互いの訓練と忍耐と信頼感の醸成を思うと、驚嘆せざるをえません。

木之下先生は、いいのでしょうか?というほどのぶっちゃけトーク。

「認知症の人の世話をする時代ではない。自分が認知症になる時代。」
「認知症予防を謳う商品や運動はガセ。予防できるなどという研究はない」
「昨年政府が出した【認知症施策推進大綱】の「共生」と「予防」は、そもそも両立しない」
「認知症は予防できない。遅らせることもできない。進行を緩やかにすることもできない」
「認知症を『予防』したいということは、認知症の人を排除するということ。全員認知症になるのに」

若干、言葉は激しめではありましたが、医療介護関係者皆が(おそらく)そうだよなーと思っていることを言葉にして下さったような気がします。

予防できないからこそ、
認知症の人”に”何をするのかではなく、
認知症の人”と”何をするかを考えて準備していく社会をつくることが大切なのだと。

お話しは『パーソンセンタードケア』にまで及びました。
(認知症ケア専門士試験の勉強でガッツリやったなぁ…)

その解釈について。
その中心のケア」ではなく「中心のケア」
という話しをされました。
似ているようで、まったく意味が違ってきます。
提唱者のキットウッドは、おそらく「認知症その人」だけでなく「かかわる人皆」に帰着したくて提唱していたのではないか、という論。
そう思います。

基調講演の後は、
ALS患者でパフォーマーであるイトー・ターリさんが車いすで登壇し、パフォーマンス動画とお話し。
不感症な私としては、説明がなければ、何を表現しているパフォーマンスなのか理解できなかったのには、申し訳ない気分になりました。

休憩後、トークセッション。

パネラーは、
先ほどの木之下徹先生、ALS家族の鴨下章子氏、
主宰者の東郷清児先生

いつくかのALS患者の事例を踏まえながら、
その人に関わった時の状況や思いなどを、
それぞれのお立場で訴えて下さいました。

特に印象に残った言葉は、

「どんな人も生きているだけで、役に立たないということはない」
「リスクがあったとしても、それは誰のための医療介護なのかを考える」

これからも、現場で色々な疾病や障がいをもった方と出会うと思うのですが、そこで、少しでもその気持ちを思いを理解しより添えれる人間になれるよう、そしてそれが地域社会に繋がっていけるよう、動いていきたいと思いました。

訪問マッサージ東京在宅サービス
湊貞行